少し前ですが、諸星先生の新刊が2冊出たのでどちらも読みました。
今回の2冊はものすごくツボで、アリスとシェエラザードが特に好み。
後味の悪い終わり方もしないし、諸星漫画の中でも読みやすい部類じゃないでしょうか。
同作者の栞と紙魚子感があるとよく言われてるけど、似ているようで違ったテイストと二人の関係性。
アリスは交霊術を行い事件を解決に導く、どちらかというとおっとり型な女性。
シェエラザードはクールで強くて剣術に長けているかっこいい女性。
うん、こういう対照的なコンビ大好きw
シェエラザードはファーストネームで呼ばれるのを嫌がるわけですがこれが妙に好きな設定で、「ファーストネームで呼ばないでと言ってるでしょ!」と言いながらアリスのピンチを救いにくるのとかツボにはまる⋯。
話の方も、恐ろしさ不気味さがあり、かと思えば気の抜けるようなコミカルなシーンもあったりして面白かった。
文学に疎い私でもわかる、「ドイル」さんも登場してますね。
淑女が自転車なんてはしたないと言われた時代に、周りを気にせず駆け抜けるところもしびれた!
この二人の話は今後も続くそうなので期待!
余談ですが、収録されている話のうちの一つ、手を愛する男はジョジョに出てくる吉良吉影を連想しました。
あもくんの方は「え、この後どうなったの!?」という終わり方が多いけど、そのあと普通に登場するから「無事でよかった」と安心しながら読めるw
ぞくっとするような話からナンセンスなギャグまで幅広くてあっという間に読んでしまいました。
他の作品のキャラが登場するのもニヤリとしちゃうw
あまりにツボだったので、珍しく本の感想なんて書いてしまいました。
どちらも続きが楽しみです!
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